インフォクラフト、サーバ管理のいつどこ化を可能にした
携帯電話用ツール群mutilの正式リリース

　株式会社インフォクラフト（代表取締役社長：荒川 淳平、本社：東京都調布市）は このたび、携帯電話を用いたサーバ管理を可能にしたツール群「 mutil 」を開発 し、2007 年 8 月 20 日より正式版の提供を開始します。
　mutil は2005年5月にβ版が公開された「 Mobile Utility 」による試験期間を経 て、ユーザからのフィードバックを参考に正式版となりました。mutil は遠隔地からコン ピュータのフルコントロール可能な mssh、サーバ管理の目となる minfo、ワンタッチ でコマンド実行可能なスクリプトランチャの mshortcut の3つのツールから構成さ れており、通信は全てSSH（Secure SHell）を利用することによって高い安全性を実 現しています。

【「mutil」の構成と主な特長】

■ SSH クライアント（mssh）：プロの道具に飾りはいらない mssh はLinux/UNIX 伝統のコマンドベースのSSH クライアントです。指示をしなくて も勝手になにかをしてくれたり、誰にでも簡単にブラウザからマウスでいじれるよう なシステムではありません。文字と記号だらけの飾りっ気のないソフトウェアです。 ですが、的確な操作には正確に応答し、コンピュータの持つすべてのリソースを完全に制 御することが可能です。長年、プロ中のプロがコンピュータ端末から利用していた サーバ管理環境を操作感そのままに携帯電話上で実現しました。 　プロトコルバージョン 2 に対応している mssh2（公開鍵認証対応）、プロトコルバージョ ン 1 に対応している mssh1 で構成されています。

mssh2の動作画面

■ サーバ監視モニタ（minfo）：ひと目でサーバの状態を把握する SSH クライアントmssh は問題発生時に原因を調査し対処することができる洗練され た強力なツールです。これに対して、平時のサーバを見張り、サーバ管理者の「目」 となるツールがminfo です。minfo はサーバを利用中のユーザの一覧やコンピュータ の負荷状態、ネットワーク帯域の利用状態などのサーバ管理に欠かせない情報をSSH を使ってサーバから取得し、一覧できるかたちで提供します。これにより、サーバ管 理者はサーバの異常や異常の「前兆」を捉えることができ、問題への迅速な対応が可 能になります。

minfoの動作画面

■ スクリプトランチャ（mshortcut）：ワンタッチでコマンド実行する サーバ監視モニタ minfo によって、サーバの状態を常に監視することができます。 minfo によって検出したサーバの異常等にボタン1つで対応するツールが mshortcut です。サーバ管理において使用する頻度の高いコマンドを予め登録し、コマンド入力なしに ボタン1つでコマンドの実行を行い、その結果を閲覧することが可能です。サーバ毎のコマ ンド登録が可能であり、管理するサーバそれぞれに適した形でのサーバ管理が可能に なります。

mshortcutの動作画面