サーバ管理の「いつどこ」化
インターネットが多くの人の生活の中に定着したことで、サーバ管理の重要性も高まっています。サーバトラブルによって起こるサービスダウンは、直接的な損害だけでなく、利用者のなかに不満や不信を蓄積させます。一日に数百万人が利用するようなサービスでは、わずか一秒のサービス停止が甚大な損失を生じさせることもあります。その「一秒」を失わないために、mutilは携帯電話をコンピュータとして扱い、その広大なネットワーク網を活用することで、サーバ管理を「いつ」でも「どこ」でも可能にします。 |
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プロの力を活かす
サーバ管理需要が高まったことで多くのソリューションが登場しました。その多くがサーバ管理の「自動化」や「簡単化」を謳っています。しかし、それらのソリューションでは想定外の事態に原因を究明し、対策を施すことはできません。問題に対処するためにはシステムではなく、人であるサーバ管理者の力が不可欠です。mutilはサーバ管理のプロの要求にこたえる、自由で、丈夫で、小回りの利く、使い慣れた確かな環境を提供します。 |
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SSHクライアント(mssh)
プロの道具に飾りはいらないmssh はLinux/UNIX 伝統のコマンドベースのSSH クライアントです。指示をしなくても勝手になにかをしてくれたり、誰にでも簡単にブラウザからマウスでいじれるようなシステムではありません。文字と記号だらけの飾りっ気のないソフトウェアです。ですが、的確な操作には正確に応答し、コンピュータの持つすべての資源を完全に制御することが可能です。長年、プロ中のプロがコンピュータ端末から利用していたサーバ管理環境を操作感そのままに携帯電話上で実現しました。 |
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サーバ監視モニタ(minfo)
ひと目でサーバの状態を把握するSSH クライアントmssh は問題発生時に原因を調査し対処することができる洗練された強力なツールです。これに対して、平時のサーバを見張り、サーバ管理者の「目」となるツールがminfo です。minfo はサーバを利用中のユーザの一覧やコンピュータの負荷状態、ネットワーク帯域の利用状態などのサーバ管理に欠かせない情報をSSH を使ってサーバから取得し、一覧できるかたちで提供します。これにより、サーバ管理者はサーバの異常やその「前兆」を捉えることができ、問題への迅速な対応が可能になります。 |
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スクリプトランチャ(mshortcut)
ワンタッチでコマンドを実行するmshortcutは、予めサーバに登録されたスクリプトを携帯電話からワンタッチで実行し、その結果を表示するソフトです。サーバ管理において、システム稼動状態の確認やログ閲覧は日常的な作業ですが、毎回携帯電話上で同じコマンドを入力するのはとても手間です。mshortcutは、それらのコマンドをスクリプトとして予めシステムに登録することで、ワンタッチで起動するランチャソフトです。これにより、サーバ管理の負担を減らすだけではなく、コマンド操作に慣れていないユーザでも、予め用意されたスクリプトを起動するだけで簡単にアクセスログなどを閲覧できます。 |
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スペック一覧
mutilでは現在SSHを使ったサーバ管理向けツールとして、以下の3つのアプリを提供しています。
※1:詳細は対応端末一覧をご覧ください。
アプリ名 | mssh2 | minfo | mshortcut | mssh1 |
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主な対応機種 | NTTドコモ901iシリーズ以降、703iシリーズ以降※1 | |||
SSHプロトコル | バージョン2 | バージョン1 | ||
認証方式 | 公開鍵、パスワード | パスワードのみ | ||
暗号化方式 | RSA、AES | RSA1、Blowfish | ||
主な用途 | サーバ管理全般 | サーバ監視 | ランチャ | レガシーシステムの保守 |